迷走するはてな – 進・日進月歩

注意してほしいのは、googleは「面白いもの」では決してないことに気をつけてほしい。言葉尻で遊んでるようにも思えるかもしれないが、googleが提供するのは「サービス」なのである。もう少し正確に言えば「ツール」である。

Webサービスを仕事にするにあたってこの点は重要だと思う。

Webサービスには「ツール」と「コンテンツ」がある。この二つは顧客が求める物も製作者の適正も激しく違う気がする。

「ツール」に求められるものは「便利」だ。 「コンテンツ」に求められるものは「オモシロ」だ。

僕個人の適正では、僕は「ツール」をやった方がいいのではないかと思っている。

ブルックスの人月の神話にある「プログラミングが何故面白いのか」の中から自分の嗜好を考えてみると、「他人の役に立つ物を作る」のが好きなのだ。要は「便利」が嬉しいのだ。

また、僕は子供の頃からゲームが大好きだったのだが、それだけに「コンテンツ」の世界でゲーム業界にまったく勝てる気がしない。

彼らは「何が面白いのか」をひたすら考えて鎬を削ってきた存在だ。

ユーザーインターフェースにしても、一つのゲーム毎にまったく新しいものを構築し続けてきている。

作り方(2D/3Dグラフィック、C、Flash)を覚えたからといって同じ土俵に上がれるとは到底思えない。

ネットワークの普及は「便利」にも「オモシロ」にも大きな影響を与えたが、僕自身は、嗜好・適正・技術から見るに「便利」に生かした方が良いのではないかと思う。

技術としてはLinux、LL、HTTP、モバイルなどが「便利」に役立ちそうなので更に勉強していかなくてはと思います。

人月の神話―狼人間を撃つ銀の弾はない (Professional computing series (別巻3))

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