この事実が明らかになったことで、大臣の約半数がセプクし、ヤンバナ・サシミ社は解体、国民の主要な栄養源でもあったハマチ粉末の供給システムが崩壊したことで、スシが食べられず餓死する人々が前年比三万パーセントをカウントした。

ナンシーは体の自由も効かず、踊り場で二人のニンジャに上下から挟まれた格好である。だが青黒の忍者はナンシーを一瞥しただけで、直ぐにコッカトリスへ向き直った。「ドーモ、はじめましてコッカトリス=サン。ニンジャスレイヤーです」二人のニンジャの間に緊張が走った。

「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。コッカトリスです」コッカトリスの声には動揺が感じられた。「お前がどうしてここに」「通りすがりだ。だが貴様は殺す」ニンジャスレイヤーは無慈悲に言い放った。コッカトリスは首に巻いたヘビをほどき、やおらニンジャスレイヤーに投げつけた。「カメ!」

Comments


Option