Open Tech Press | さよならコピーレフト

コピーレフトが実質的に機能しなくなると、どういうことになるだろうか。おそらく、ソフトウェアのブラックボックス化が、今までとはやや違った形でゆっくりと進んでいくだろう。手元に実行形式があるのに、プロプライエタリだからソースが見られない、のではない。そもそも何も頒布しないからソースが見られないのだ。しかしソフトウェアを実行した結果はユーザに手に入る。そんな世界である。これはコピーレフトが実質的に無化された世界と言っても良い。

これは困るなあ。自分が作るWebサービスのソースは公開したいし、それを改変して作ったWebサービスのソースは見たい。それに自分が使うWebサービスのソースも見たいし、ソースが見られるWebサービスが溢れている状態になって欲しい。

GPLv3もその問題にはあんまかかわらない様子ってことは黙って待ってても状況は改善しないってことか。だからといってGPLv2なソフトを使わないWebサービスを目指していろんなソフトを置き換えるのは無理だし。困ったなー。何かできることはないかな。

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