Winnyの公式サイトでWinny将来展望とデジタル証券によるコンテンツ流通システムというテキストが公開されました。 Winnyの機能アップとかよりコンテンツ制作側の問題に興味が出てきてるみたいです。要するに、共有ソフトとコンテンツ制作ビジネスが矛盾しないと言いたいわけですな。というよりWinny=Freenet的なファイル共有の流れを止めることは駄々こねても無理なのでおまいら両者が矛盾しないモデルをさっさと考えろ!ということでしょうか。 そもそもWinMXやWinnyやKaZaAやMorpheusなどの共有ソフトを日常的に使っている人にとってこういった流れが止めようの無いことは体感的にわかっています。これまででてきた現状に制限をかけるような従来的なモデルはそのことから目を背けているようにしか見えません。そのようなコンテンツの課金システムが失敗している背景には権力の構造が従来の人々の内面の倫理感や道徳心の整備による規律訓練型から都合の悪い選択肢自体を無くし、個々が自らそう選ぶように仕向ける環境整備型へと変わっているという現状への無自覚性があります。 Winnyの公式サイトでの発言はそのモデルの是非はともかく、上記の現状を踏まえたアクチュアルな提案という意味で重要でした。

Comments


Option