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まとめ:
- RESTとはWebの原理である。
- WebとはHTTP、URI、XMLである。
- Webは十分な分散プログラミングのプラットフォームである。
- RESTはアーキテクチャースタイル(メタアーキテクチャー)なのでROA(Resource-Oriented Architecture)という具体的なアーキテクチャーに落とし込みました。
Webに関わる人ならWebの原理を知っておくのは良いことだと思いました。
小難しいようですが、要はここで提唱してるROAに従ってアプリを作れば「シンプルで分散・連携し易いものが作れる」っつーことですな。
今日びのフレームワーク使ってるといつのまにか従ってるところも多いです。
しかし、例えばRails2.0以降のScaffoldの場合、本書で言う”“接続性”“がありません。HTMLコンテンツでは検索エンジンを気にして必ずそれぞれのページに行けるようにリンクを張りますが、railsのto_xmlで吐かれたxmlには他のリソースへのリンクはありません。modelにlinkとかのメソッドを作ってto_xmlで:methods指定するなどといった手間を加える必要がありそうです。
atomPubが全部実装できればいいですが、現状かなり面倒なのでRails流のxmlを拡張する方向が現実的ではないかと思います。
Webの設計で迷った時に基本に立ち返るお手本として本書はいいんじゃないかと思います。