フレームワークで分析するのを本当にやめて欲しい: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blogまあ、何を言いたいかというと、現場で頑張る人、現場を仕切る管理職、組織を率いる経営者と、立場によって知っておくべき枠組みや、価値観・優先順位は違うんだよ、ということ。4象限程度のフレームワークで仕事していいのは、現場や物理を相手にする物づくりの人たちだけ。
「問題を構成する最小限の要素の性質と関係を詳しく調べていけば全ての問題が解決するはず」というボトムアップ式の思考では対応できる問題の複雑度が低く、市場予測や経営といった複雑な問題を解決する手法として適さない。(できるとしても計算量が多すぎて現実的な時間無いに終わらない。)
それが理解されないというイラつきでしょうか。
こちらのブログの方はおそらく話したり書き殴ったりするより考えるスピードの方が速くて終わる頃には自分の中で結論はまとまっていて、既に次のことを考えているといった感じの人なんじゃないでしょうか。頭の回転が速い人を見ていてそうなのかな、と思うことがあります。
僕は頭の回転が遅く、話すのもゆっくりなので、風呂入ったり、誰かに話したり、ブログに書いたりしないと考えがまとまりません。
上記の点を相手に説明するとしたらこういう感じでしょうか。
線形代数に対して非線形科学があるように、ボトムアップだけが問題解決の手法ではない。ブラックボックスの群れの動きのパターンから法則を見つけだして予測し、制御する手法が市場予測や経営などには有効である。