プログラマー日記(2005-08-09)

なおRailsは、Rubyという言語の特徴を最大限に生かし、またJavaのフレームワークを参考にせず設計されています。PHPのフレームワークも、Javaのさるまねに陥ることなく、PHPの良さとは何かを考えながら、製作していただけたらと思います。

PHPの良さとは何か!

おれの考えたPHPの良さ:

  1. 関数いっぱい
  2. HTMLに埋め込める
  3. オブジェクト指向とか知らなくても作れる

それをフレームワークに生かせないかということで、一発ネタのはずだったAwesomeFrameworkをちょっと変えてみました。

AwesomeFramework-0.5.0.tar.gz

1.関数いっぱい

AwesomeFramework(以下AF)は関数のみ!(クラスとか無い)

  • forward($action) : アクションを実行する。(処理が移る)
  • redirect($action) : アクションにリダイレクトする。(別リクエストになる)
  • fetch($action) : アクションの実行結果の出力を取る。

2.HTMLに埋め込める

AF標準のRendererはPHP!
いままでは「HTMLに埋め込める機能いらねぇ」とか思ってましたが、たとえば単に

Hello World!

と書いたテキストに拡張子「.php」をつけてincludeすると全内容が勝手に出力される!
PHPタグの外側は勝手に出力される=PHPタグが無いテキストは全部が普通に出力される。

3.オブジェクト指向とか知らなくても作れる

AFのactionはただのPHPファイル。関数ですらなく、上から順番に実行されます!

Hello Worldアプリのaction:

<?php
$_REQUEST["message"] = "Hello World";
forward("view");
?>

PHPファイルにするとグローバル変数地獄になって大変だろうと思っていたんですが、全てのactionはforward関数内でincludeされるのでフィルタチェイン的構造になったforward関数のスコープになって何気にnamespaceが分かれてる!

ファイルをactionの単位として$selfというそのaction自身の情報を含んだ変数をインポートすることにしました。($thisだと混乱するのでPerl的な$self)

$selfの中身:

Array
(
    [action] => index
    [file] => index.php
    [abs_path] => D:/Program Files/eclipse-3.0.2/workspace/AwesomeFramework/actions/index.php
    [abs_uri] => http://localhost/index.php?action=index
    [resource] => Array
        (
        )
)

Comments


Option