安サーバー構築記のソフトウェア設定編です。 (ハード組み立て・回線契約編こちら

ハード

ハード面をまとめると、こんな感じです。

ソフト構成

  • Xen3.2でDebian Lenny(testing)をDomain0としてDebian etchをいっぱい立てる。
  • LVMを使ってみる。
  • ファイルシステムにXFSを使ってみる。

OSインストール

ここ数年サーバー関係に事なかれ主義といいますか、適当にパーテーション切ってDebian stable入れておしまい、という感じでした。久しぶりなので使ったことがなかった上記3つにチャレンジしてみました。(勉強になりました!)

ML115 G5についてるオンボードのNICのBroadcom BCM5722は手持ちのインストーラー(debian4.0r5)だと認識されませんでした。新しいインストーラー(debian4.0r6 etch-and-a-half)だと認識しました。

Debian JP Project – リリース情報

安定版(stable)

(略)その代わり、セキュリティや致命的な不具合の修正でない限り、安定版の更新が行われることは基本的にありませんでした (たとえば新しいハードウェアへのインストーラやウィンドウシステムの対応など)。しかし、Debian 4.0r4 から「etch-and-a-half」と呼ばれる変更版も追加され、これによって新しいハードウェアへの対応が行われました。最もお勧めするリリースバージョンです。セキュリティアップデートなどをまとめた形で、定期的にマイナーリビジョンアップ (r番号) が行われることがあります。

安定版でもセキュリティ以外に追加があるリビジョンがあるんですね。

Debian—debian-volatile プロジェクト

debian-volatile とは何ですか?

spam フィルタリングやウイルススキャンといった一部のパッケージは、変化し続ける目標を狙っており、データパターンを更新し続けたとしても、安定版リリースの間本当にずっと働き続けられるとは言えません。 volatile の主目標は、選択されたパッケージに対して不安定版を使うという不利益を被ることなく、システム管理者がシステムをより良く首尾一貫したやり方で更新できるようにすることです。このため、debian-volatile は、安定版のプログラムへの、機能を保持し続けるために必要な変更のみを含んでいます。

aptのsources.listにdebian-volatileという見かけないリポジトリのパスが追加されてるなと思ったら、こういうことなんすね。

LVM

今までややこしそうで避けてきたLVMを勉強してインストールしてみました。

普通のパーテーション: /boot, ext3, 100MB 物理ボリューム(PV): 上記以外全部(sda2, sdb1, sdc1) ボリュームグループ(VG): vg0(物理ボリューム全部) 論理ボリューム(LV): /(ルートパーテーション), arial-disk, xfs, 16GB スワップ, arial-swap, swap, 512MB

とりあえず16GBほど使ってインストール。

arial-xxxxというのはマシン名から取りました。使える固定IP5個のマシン名は読み辛いフォント名シリーズということで、arial(アリアル), lucida(ルーシダ), courier(クーリエ), verdana(ベルダナ), helvetica(ヘルベティカ)にしました。

参考:フォントって声に出さないから調べてみた。 – Orbium そらのたま

XEN

これまた避けてきたXenを勉強して入れてみました。(単体でメモリ8GB全部(4GB以上)を認識させるにはlinux-image-xxxxxx-bigmemなどのカーネルを使う必要があります)

etchにあるxenのカーネルというかモジュールは2.6.18-4なんですが、これだとまたオンボードNICを認識しないのでメーカーサイトからドライバを持ってくる必要がありました。

参考:作業日報 | 【Debian】ML115_G5 NICドライバ(BCM5722)

xen-create-image(+ debootstrap)コマンドを使ってdomainUのイメージを作り、立ち上げてみると・・・Invalid Argument?とかいうエラーで速攻で立ち上がらない。

いろいろ時間を費やした結果、わからないのでDebian Lenny(testing)で再インストールすることに・・・。

Debian Lenny

lennyのxenは3.2.1、xen入りカーネルは2.6.26。 これで勝つる! etchのdomainUのイメージを作って起動してみたら行けました。

そもそも糞遅いドリホの移行先と2TBのファイルサーバーを作ろうというのが目的だったので2つしかいらないんですが、いろいろと試してみようと思います。(細かいハマリがいっぱいあったので別エントリでちょこちょこ上げていきたいと思います。)

sudo lvdisplay -C
  LV           VG   Attr   LSize   Origin Snap%  Move Log Copy%  Convert
  arial-disk   vg0  -wi-ao  14.90G
  arial-swap   vg0  -wi-ao 488.00M
  courier-disk vg0  -wi-ao 200.00G
  courier-swap vg0  -wi-ao   2.00G
  lucida-disk  vg0  -wi-ao   2.00T
  lucida-swap  vg0  -wi-ao   2.00G
  verdana-disk vg0  -wi-ao 200.00G
  verdana-swap vg0  -wi-ao   2.00G

安サーバーを設置してみての感想

今回は個人(実家)にサーバーを設置してみましたが、ベンチャーなどでもほぼそのまま使えるかと思います。(rsyncでバックアップを追加すればよいかと)

残念だったこと

  • プロバイダーのZOOTは転送量を40GB/月ぐらいを目安と言ってること。
  • 同じくOBP25B。
  • オンボードNIC
  • Domain0がetchで動かなかったこと。(なぜ意地でもDebianしか使わないのかは謎)
  • Domain0は今後KVMに置き換わっていくらしいこと。
  • アレがついてなかったこと。
  • 年内に終わらなかったこと。

良かったこと

  • LVMが便利だったこと。
  • Xenが便利だったこと。
  • メモリ、HDDが糞安かったこと。
  • 固定IPが便利だったこと。
  • Lennyのインストーラーが再起動前にsources.listのCDの行をコメントアウトしてくれるようになったこと。
  • 意外と場所を取らなかったこと。
  • 意外と静かだったこと。
  • 仕事に色々と役立ちそうだったこと。
  • 色々勉強になったこと。
  • おもろかったこと。

前回:安サーバー構築記1 – ハード組み立て・回線契約編 発端:ITベンチャー勝ち組セット

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