花京院の続き。
"プログラマーとして困る"というのはみみっちい話だけど2点ある。(両方個人的な話で、「俺は関係無いな」という人も沢山いると思う。)
プログラマーの価値が下がる
超大雑把に言うと、IT業界のエンタープライズ系・コンシューマ系は、
- 垂直統合型の時代
- 水平分業型の時代
- オープンソースの時代
- Googleの時代
って感じだと思う。1、2の時代はある程度鉄板ソリューションがあったんだけど、オープンソースが仕事にも使える様になってきて、プログラマにコーディングだけじゃなく、カオスな中からソリューション自体を選ぶ目利き的な事も期待されるようになった。
それが全部Googleでいいんでしょ?ということになるとIDEやフレームワーク、ミドルウェアなどもGAEに特化してきて今よりプログラマーの差異は小さくなる。(カオスな中をHackして一刀両断に問題解決するのが醍醐味だったわけだ)
多様性が減るとつまらない
プログラムは仕事と同時に趣味でもあるわけだけど、オープンソースが上手い具合にGoogleに誘導・操作されると多様性が無くなってつまらない。
同じジャンルに沢山のプレーヤーがひしめいて、パクりパクられ、鎬を削って、時には"誰得"的なものもあって、煮詰まりつつじりじりと全体のレベルが上がってきてある時、ポンッ!みたいのが面白い。
わがまま
要は業界が成熟してきたっつーことなんでしょう。黎明期を回顧する典型的おっさんなんですが、オープンソースでその成熟が思い切り予想外の方向にすっ飛んでいったのを見ると軌道修正されてGoogleに集約されずに行く方向は何か無いのかなあと思っちゃうわけです。
真面目に考えると、インフラをどうにかしないと変わりそうにないですな。SETIやFONみたいにP2Pか相互幇助なハードウェアリソースの上で動くレイヤーを開発する?難しそうだなー・・・。
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