何故オライリーの本を買うのか - komagata [p0t]

以前こんな事を書きましたが、これはある種の宗教的イニシエーションやショッキングな体験、感動的な出来事、などといったものと同じく自分の脳の構造の変化を起こすものだと思います。(苦痛と快楽がセットになってるし)

脳を神経系の繋ぎ直しによるプログラマブルなハードウェアだと仮定した場合、ある一定上のショックを受けるとそれに影響を受けた構造の最適化が行われるというようなモデルを想像してしまいます。

20歳で職業プログラマーになってから12年間で上記のような事を繰り返すうちに大分偏った構造になっていて、それを意識した学習方法を選択するのが新しい事を覚えるには特に大事だと最近強く意識しています。

残念なGC - komagata [p0t]

"直近の目的に繋がらない知識は寝ると忘れてしまう"、"3年より昔の事は殆ど忘れてしまう"、"直近の目的に繋がる知識は簡単に覚える事ができる"といったメリットとデメリットを持つ脳ミソに訓練されてしまったように思えてなりません。

デメリットも結構感じていて、例えば僕は小中高と特別幸福でも不幸でもない普通っぽい学生時代を送ったとは思いますが、それにしても学生時代のことを殆ど覚えていません。色々あったはずなのに・・・。

多分、デスマとかを乗り切る為にそういう記憶を犠牲にしてインフラのバッドノウハウとか微妙な関数とかを覚えることに使ってしまってるんでしょう・・・。

色んなタイプがあると思いますが、例えば、大学で物事を体系的に勉強することでその先の確かな成果を幾度も体験して来た人にはキッチリと基礎から学習する方法が習得しやすいだろうし、僕の様に現場から入ってしまった人は、まず目的に必要なものをでっち上げ、後でそれの裏にある背景や理論を勉強すると、

「なるほど〜 だからアレはあーなってたのかー!」

と楽しく学習することができます。順番が逆だと寝れば忘れてしまうので1日しか持ちません・・・。

この脳の構造はちょっと嫌ですが、12年も繰り返し洗脳?されてきた脳を変えるには薬物を使ったり、うつ病の治療に使われる電気ショックとか、生死の境をさ迷う体験とかをしないと駄目っぽそうです・・・。

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