"受動的なコミュニケーションツール"の件はとりあえず"非同期コミュニケーション"と"私書箱"の二つの問題に分けて考えることにする。まずは"非同期コミュニケーション"の方。
同期コミュニケーションが仕事に与える問題は"総量は同じでも小分けにすると質が下がる"というところ。Json Friedは"睡眠"のメタファーを紹介している。"都市部と高速道路での燃費"のメタファーでもいいかもしれない。
要は会話や電話を辞めてメールを使えということ。ついでにTwitterやSkypeチャットやGrowlも非同期、要するに1日1回まとめて処理すればいい。
そんなモノは簡単だ。メールもTwitterもフィードリーダーもSkypeも朝一回確認したら終了して使わなければ良い。でも実際にはなかなかそうはならないのは何故か。
"受信がデイリーになっても送信は一日何度もある"からだ。
メールを送る時に未読メールを見てしまう。Twitterでメッセージを送るときにTimelineを見てしまう。
「あれ?何をしてる途中だったんだっけ?そうだ、仕事のメールを送ろうとしてたんだ。」
これが仕事の妨げになっていることに気付いた。送信と受信(一覧)の機能が一緒になっているのがいけない。メールは完璧な非同期コミュニケーションツールなんだから、送信専用のメーラーがあればいい。
ということで簡単なスクリプトを書いてみた。
% vi ~/bin/ml
#!/usr/bin/env ruby
to = ARGV[0]
body = ARGV[1]
length = 30
subject = body.split(//u)[0, length].to_s
IO.popen("mail -s '#{subject}' #{to}", 'r+') {|io| io.puts body }
gist: 812535 - MTA *sending only*- GitHub
% ml machida@fjord.jp 来週の打ち合わせの場所をGカレンダーに入れときました。
頻繁に送る相手はたいしていないのでshellのhistory補完で十分だ。でもどうせRuby使うなら普通に直接GmailのSMTPにつないでもいいかも知れない。しかしその代わりに伝統的な~/.mailrcとかが使える。
% vi ~/.mailrc
alias komagata komagata@gmail.com
alias machida machida@fjord.jp
% ml machida キムチもって帰りました。超うまかったす。
TwitterやSkypeも上記の様な感じの送信専用が欲しい。