JPNewTechのイベントに行ってビックリした - komagata [p0t]
こんな事書きましたが、そういえば今まで誰にも共感されたことないし、当時かなり衝撃を受けて熱中してたので自分の中では自明のこと過ぎて説明が足りなすぎるかなと思ったのでもう少し詳しく書いてみます。
まず、「XHRでもWebDAV使えるっぽい」っていうエントリーがあって、その時点で、「うお、マジかよ。その発想は無かったわ」って感じです。で、「ってことはもしかして・・・?」ってうっすら。
XMLHttpRequestでWebDAV - snippets from shinichitomita’s journal
で、WebDAVサービス上で動く、HTML+JavaScriptだけで作られたブログエンジンというエントリーでwebdablogという形で僕の様な貧弱一般人(@ブロントさん)にも露骨に分かるソフトウェアの形で公開されました。そのソースコードを読んでビックリしました。
2006年の時点でもWebDAVなんて一昔前の技術で、その存在とかは誰でも知ってたわけでそれを使ってクライアントサイド実装のみでJSONで保存して表示もやるというのが面白かったし、裏技的に見えてHTTPの本質をついてると思いました。
webdav.jsのコードの字面を見ても「そんなに興奮するものか?」って思うかもしれないけど、webdav.jsは単独で公開されたものじゃなくて、上記のwebdablogの中に数あるソースコードのうちの1ファイル。僕が勝手にwebdav.jsだけ取り上げて騒いでるだけなんですが、webdablogのコンセプトも面白かったし、そのコンセプトをwebdav.jsという形に切り出しているのがとてもスマートだと思いました。
どう実装するか?ということより、何を実装するのか?という問題設定とプログラムの粒度の設定がとてつもなくスゴイと思ったのです。
そして、どう実装するか?の部分も力技でゴリゴリと書いてあったら興醒めだけど、全く力の抜けたシンプルでスマートな書き方がしてある。こういうのこそ僕が目指したいコードだと思った訳です。だから一般的に"凄いコード"と聞いて連想する感じとはちょっと違うかもしれません。
「わざわざそんな事言わんでも@stomitaがスゴイことなんてわかっとるわ」
という方もおられるとは思いますが、5年前にそんなことがあったよというお話でした。