プログラミングスクールのフィヨルドブートキャンプでは毎月オフラインでミートアップという名の飲み会イベントをやっていたんですが、コロナの影響でオンライでのミートアップに移行しました。そのオンラインミートアップにリモートカンファレンスサービスのRemoを使ってみました。
(イベント中の座席画像は撮り忘れたのでイベント終わった後の画像です)
どんなツール?
Remoの特徴はテーブル毎に別れたビデオチャットルームがあり、Wクリックすることで自由にテーブルを移動するように他のルームに移動できるところです。
「あの人と話したいからあっちのテーブルに移ろう」
とか
「他の話題で話したいから別のテーブルに移ろう」
などができるってことですね。
1つの共通の大きなルームだけだと1つの話題しか話せないので全員参加の雑談はしづらいです。要は立食パーティーみたいなフリートークができます。
これが今まで立食で飲み食いするオフラインミートアップをやっていた僕らにはぴったりハマりました。
また、主催者は強制的に全員に見せるプレゼンテーションを開始することができます。立食パーティーで言えば、主催者が「皆さんご注目ください」と言って話すみたいなシュチュエーションです。
そのプレゼンテーションでは、みている人はアイコンをクリックすると挙手することができます。主催者は挙手しているユーザーを選んで壇上にあげることができます。(全員が見ている場に登場することができる)
この辺りはカンファレンスの質疑応答のためにあるイメージですね。
どんな流れでやったか
今回は下記のような流れでミートアップを行いました。(合計2時間30分)
- 開始の挨拶・乾杯
- 自己紹介タイム
- フィヨルドトーーク!によるテーマトーク
- 卒業式
- フリートトーク
今回の主催・司会進行は私 @komagata と @machida の二名で行いました。
まず全員強制参加のプレゼンテーションを使って、Keynoteを画面共有しての趣旨説明と乾杯。それから一人づつ壇上に呼んでの自己紹介タイム。司会進行の僕らも同じく映っているので、リアクションを取ったり拍手したりできるので進めやすいです。
フィヨルドトーーク!については別のエントリーで紹介したいと思いますが、事前に募集した質問事項を「卒業生の方」とか「メンターの方」などを対象にした質問がくるので読み上げて、対象の人を壇上に読んで聞いていく形です。
卒業式は今月卒業された方への卒業証書授与です。壇上に一人づつ読んで僕が証書を読み上げる形です。(実物と卒業記念Tシャツを後ほど郵送します。)
残った時間は本来の各テーブルに分かれてのフリートークを行いました。テーブルを見ているだけでもいくつかのテーブルに有機的に集まっていく姿が面白いです。
主催者・メンターはなるべく各テーブルに分散して、特に初めて参加した方が一人ぼっちにならないようにサポートしていく感じでした。
契約している月150ドルのプランだとイベントは2時間30分までなのでそれを過ぎると強制的に終了します。これはだらだらせずできるのでよかったですが、10分前通知などがあるとよかったですね。今回は手動でアナウンスしました。(全員に強制的にメッセージダイアログを表示させられる)
イマイチな点
非常に満足しているんですが、いくつかいまいちに感じた点も。
全体的にWebアプリとして急いで作った感
他のサービスと比べて動作の怪しい部分やUIのわかりづらさなど最低限のMVP感があります。
プランの縛り
50ドルのプランだと1時間15分までのイベントしかできません。僕らはオフラインのイベントでは軽食・飲み物などを用意してたので150ドルのプランでも全然こっちの方が安いですが、100ドルを超えるとちょっと敷居の高さを感じますね。
録画ファイルがでかい
普段はWherebyを使っていて、Wherebyではwebp形式でものすごく小さく圧縮して保存しておいてくれるので、ダウンロードしてからYoutubeやVimeoにアップするのは早いのですが、数GBとかになるのでちょっとしんどい。
感想
ぴったりくるユースケースは限られるとは思いますが、僕らの用途にはぴったりでした。参加者の皆さんの評判も良く、来月もこれでやってほしいという方が多かったです。今までオフラインでやっていたミートアップは実際に行ける人にとってはいいですが、リモート参加の仕組みを用意してもやはりかなり非対称なコミュニケーションになっていて、特にお酒を飲んでの飲み会でローカルとリモートが混在するのはなかなかうまくできませんでした。
リモートの方が人数が多いですし、ローカルとの不公平感をなくすためにも今後全部これでいいんじゃないかと感じましたね。