どうやら最近Cloud SQL Auth Proxyのプログラムが新しくなったらしい。

スネークケース(cloud_sql_proxy)からハイフン(cloud-sql-proxy)のプログラムに変わってました。しれっとオプションとかも全然違うのでちょっとハマりました。

Apple Silicon版を入れる

Cloud SQL Auth Proxy について  |  Cloud SQL for PostgreSQL  |  Google Cloud

$ curl -o cloud-sql-proxy https://storage.googleapis.com/cloud-sql-connectors/cloud-sql-proxy/v2.7.1/cloud-sql-proxy.darwin.arm64
$ chmod +x cloud-sql-proxy

TCP接続用に起動する。プロジェクト名とリージョン名とインスタンス名をコロン区切りで指定します。

$ ./cloud-sql-proxy --port 5433 プロジェクト名:リージョン名:インスタンス名

今までのcloud_sql_proxyだとこれでよかったんですが、新しいやつはそのままだと認証が通りません。

gcloud CLIの認証情報を使う

Cloud SQL Auth Proxy を使用して接続する  |  Cloud SQL for PostgreSQL  |  Google Cloud

gcloud auth loginで認証している情報をcloud-sql-proxyで使うには下記をやります。

$ gcloud auth application-default login

これでlocalhostの5433番ポートに接続するとCloud SQLのインスタンスに接続できます。

本番環境の状態を見る必要があって稀に(3ヶ月に一回ぐらい)必要になるんだけど、毎回忘れてるのでメモ。

Cloud SQL Auth Proxyを起動する。

$ cloud_sql_proxy -instances=xxxxxxx-123456:asia-northeast1:xxxxxx=tcp:5433

ローカルのpostgresも使いたいので5433をproxyする。

railsのdatabase.ymlの設定は下記のようにする。

development:
  <<: *default
  database: xxxxxxxx_development
  host:     '127.0.0.1'
  port:     5433
  database: 'xxxxxxxx_production'
  username: 'xxxxxxxx'
  password: 'xxxxxxxx'

hostはlocalhostではダメで127.0.0.1じゃないとダメなのがハマりポイント。 毎回、「あ〜そうだったなぁ〜」って思い出すまでに試行錯誤に1時間ぐらいかかる。

指定したIPからの接続しか受け付けない(古いタイプの)システムと連携したい場合にHerokuだと困る。

ProximoというAddonは固定IP付きのproxyを提供してくれる。rest-clientとかで接続するときにproximoの提供するproxyを設定してリクエストすればOK

require "rest-client"

RestClient.proxy = ENV["PROXIMO_URL"]
res = RestClient.get("http://api.someservice.com/endpoint")

puts "status code", res.code
puts "headers", res.headers

これで固定IP + https + 証明書が必須なシステムとかとも連携できる。httpsの通信をhttp proxy経由で可能かな?とちょっと心配だったけどproxyは中身知らんぷりでそのまま転送するので大丈夫。

proximoはリクエスト数がPlan毎に決まってるので必要なリクエストでだけproxy経由して節約する。

$ curl -x http://proxy.com:8080 http://example.com

port指定しないとデフォルトでは1080番にアクセスしに行く。知らないとハマって死ぬ。

おまけ

SSLの証明書とパスワード付きでアクセスする。cert.pemはprivate keyとclient certをconcatinateしたもの!これを知らない者は死ぬ!

$ curl -x http://proxy.com:8080 -E cert.pem:password http://example.com

API側も自分で作ってる時など、webmockをrequireしてるのに「本当に大丈夫かな?」と実リクエストを飛ばしたい時があるので下記。

WebMock.allow_net_connect!

残したままpushすると大惨事になるので注意が要る。

webmockがmockしてくれない

「webmock使ってるのにresponse bodyが空で帰ってくる」

webmockを勝手にhttp proxy的に捉えてて「おかしいなあ」なんてハマってたんですがwebmockはhttpをmockしてるわけじゃなくて特定のclassをmockしてるだけなんですよね。考えてみれば当たり前なんですがREADMEにちゃんと対応してるライブラリが書いてある。

Supported HTTP libraries

  • Net::HTTP and libraries based on Net::HTTP (i.e RightHttpConnection, REST Client, HTTParty)
  • HTTPClient
  • Patron
  • EM-HTTP-Request
  • Curb (currently only Curb::Easy)
  • Typhoeus (currently only Typhoeus::Hydra)
  • Excon

parallel requestが簡単にできるtyphoeusのメソッドの中で、single requestをするpostメソッドとかを使ってたら常にresponse bodyが空。(何故parallel requestのためのライブラリでsingle requestを使ったのか小一時間問い詰めたい > 俺)

ちゃんとTyphoeus::Hydraしか対応してないって書いてありますね。RestClient.postにしたらあっさり動きました。

しかし、コジャレたライブラリにチャレンジしていく姿勢は失わず行きたい!

のを直してプルリク送った。採用されよ。

phonegap-plugins/Android at master · phonegap/phonegap-plugins · GitHub

javaのpull requestはじめてだ。

cordova1.9.0からそれまではctxって名前だったcontextオブジェクトがcordovaって名前になっててちょっと変わったので変更する必要有り。

masterではLegacyContextって名前でproxy的Contextが入ってるので1.9.1では動くようになるだろうけど、今後contextはcordovaって方向らしいので。

ProxyLocal

ProxyLocal could proxy your local web-server and make it publicly available over the internet.

ローカルのWebサーバーに他人にちょっとアクセスして欲しい時(何かの実験中とか)に便利なgem。

# app.rb:
require 'rubygems'
require 'sinatra'

get '/' do
  ' ┐(´ー`)┌'
end

こういう糞アプリがあったとして、まずローカルで立ち上げる。

% ruby app.rb 
== Sinatra/1.2.6 has taken the stage on 4567 for development with backup from Thin
>> Thin web server (v1.2.11 codename Bat-Shit Crazy)
>> Maximum connections set to 1024
>> Listening on 0.0.0.0:4567, CTRL+C to stop

でproxylocalをインストールして立ち上げると・・・

% gem install proxylocal
% proxylocal 4567 --host unk
Local server on port 4567 is now publicly available via:
http://unk.t.proxylocal.com/

http://unk.t.proxylocal.com/

xxx.t.proxylocal.comでアクセス出来るようになる。このぐらいの気軽さで外からアクセスさせることができると嬉しい。

JenkinsでRailsアプリをテストする。

環境

Jenkinsのインストール

さくらのVPSにDebian squeezeをインストールする方法はこちら

$ wget -q -O - http://pkg.jenkins-ci.org/debian/jenkins-ci.org.key | sudo apt-key add -
$ sudo vi /etc/apt/sources.list
deb http://pkg.jenkins-ci.org/debian binary
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install jenkins

jenkinsユーザーが作成されて8080にjenkinsが立ち上がる。

nginxでのReverse proxyの設定

example.com:8080では味気無いのでci.example.comでアクセス出来るようにする。

$ sudo apt-get install nginx
$ sudo vi /etc/nginx/sites-available/ci.example.com
server {
  listen 80;
  server_name ci.example.com;
  location / { proxy_pass http://localhost:8080; }
}
$ ln -s /etc/nginx/sites-available/ci.example.com /etc/nginx/sites-enable/ci.example.com

rvmのインストール

rvmをsystem wideにインストールするのは大変なので単にjenkinsユーザーにインストールする。

$ sudo su - jenkins
$ bash < <( curl http://rvm.beginrescueend.com/releases/rvm-install-head )

大体nokogiriを使う段になって困るので下記をちゃんとインストールしておく。

$ rvm package install readline openssl zlib
$ rvm install 1.8.7 -C --with-openssl-dir=$HOME/.rvm/usr --with-readline-dir=$HOME/.rvm/usr --with-zlib-dir=$HOME/.rvm/usr

アプリ名でgemsetを作っておき、bundlerをインストールしておく。(jenkinsのタスクでやっても構わないと思う)

$ rvm use ruby-1.8.7-p334
$ rvm gemset create rails-example-app
$ rvm use ruby-1.8.7-p334@rails-example-app
$ gem install bundler

ユーザー認証

LAN内でない場合はユーザー認証をかける。"Manage Jenkins"の"Access Control"で"Secure Realm"を"Jenkins's own user database"にして"Allow users to sign up"にチェックを入れる。"Authorization"は"Matrix-based security"を選び、管理者ユーザーとなる予定のユーザー名を追加しておく。少し分かりづらいがここで設定した後、同じ名前でsign upをすれば良い。(間違って管理画面にはいれなくなってしまった場合はここを参考にしてリセットする。)

Configure System [Jenkins]

gitプラグインのインストール

大体が社内のgitやgithubから持ってくることになるのでgitプラグインをインストールする。"Manage Jenkins" > "Plugin Manager" > "Available"から"Git Plugin"を選択してインストールする。"Github Plugin"もついでに入れておくと良いかもしれない。

ビルドの設定

"Source Code Management"から"Git"を選択し、"Repositories" > "URL of repository"にリポジトリのURLを入れる。(githubのプライベートリポジトリを使っている場合はjenkinsユーザーで鍵を作り、githubの"Admin" > "Deploy Keys"から登録しておけばいい。)ビルドトリガーは好きに設定する。右側の"?"に親切な説明があるので迷わないだろう。ビルドはrailsなので"Execute shell"を選択する。rvmにはrvm-shellという指定の環境でshellを実行するうってつけのコマンドがあるのでそれをshebangに設定すればいい。

u2plus Config [Jenkins]

"Post-build Actions"で"E-mail Notification"を設定しておく。Debianデフォルトのexim4はメールが飛ぶようになってないのでいっそのことpostfixを入れた方が楽。

$ sudo apt-get install postfix

関連:Debian Squeeze install to Sakura VPS - komagata

LokkaにWordPressでいうwp_options的なサイト固有で何でも入れとける場所を作りました。(Lokkaではscript/console的なのは irb -r init.rbで出来ます)

% irb -r init.rb
>> Option.aksmet_key
=> nil
>> Option.aksmet_key = 'hoge'
=> "hoge"
>> Option.aksmet_key
=> "hoge"
>> Option.all
=> [#<Option @name="aksmet_key" @value=<not loaded> @created_at=Sun, 31 Oct 2010 00:01:02 +0900 @updated_at=Sun, 31 Oct 2010 00:01:02 +0900>]

lib/lokka/option.rb from komagata's lokka - GitHub

ソースは上記の通りです。name / valueしか持たないテーブルにmethod_missingでいれているだけです。

上の例の様にプラグインで値を保存したい時に、プラグイン毎にイチイチテーブルを作るまでもないもの(akismetのkeyとか)を保存する場所として用意しました。

% irb -r init.rb
>> @site = Site.first
=> #<Site @id=1 @title="Test Site" @description="description..." @theme="default" @created_at=Sun, 31 Oct 2010 00:06:39 +0900 @updated_at=Sun, 31 Oct 2010 00:06:39 +0900>
>> @site.akismet_key
=> "hoge"

また、Siteクラスのインスタンスから代入以外はOptionにproxyするようにしました。

追記:optionsテーブルが増えたので最新にした方は $ bundle exec rake db:migrate お願いします。

明日はShibuya.lisp Hackathon #1 : ATNDに行きます。

@g000001さんと@quekさんと同じ会社にいたお陰でLispといえばCommon Lispだと洗脳されているのでCommon Lispを再び勉強したい。

@machidaさんも行くので何をやるのか相談しました。@machidaさんが”Made with secret alien technology”パーカーをデザイン・販売サイトへの登録して、僕がhunchentootでペラいちのページを作るというのをやったらどうかなと。(最近さくらのVPS借りたので)

hunchentootで1ページなんてインストールするだけだろう?と思われるでしょうが、初心者以前の僕は恐らく、CentOS上でhunchentootが動かないとかどハマりしていい課題になるのではないかと・・・。

当日の課題

  • Emacs設定
  • SBCLインストール
  • SLIMEインストール
  • asdfインストール
  • Hunchentootインストール
  • cl-whoの勉強
  • shellから実行できるbinaryを作る調査
  • サーバー設定(mod_proxy)