カルネージハート エクサ

(コイツがバイクみたいで速すぎる)

28日に発売されたカルネージハートエクサをPSPにダウンロード購入して3日目。プレイ時間は18時間。社会人失格だ。

ストーリーの前半、チュートリアル部分はとりあえず模範解答をメニューからペーストできるのでそれを繰り返してるだけでクリア出来る。それまではシミュレーションだが実践に入ると同時にチュートリアルは終了というわけだ。

真面目にチュートリアルをやると一つ一つパズル並にちゃんと正解を見つけないといけないのでかなり大変。でも言うとおりやれば本当に理解できる。俺はメンドイのでカンニング連発で終わらせた。

チュートリアルが終わると「自律型って面倒だなあ・・・」とげっそり。

「操縦型で火力ある車両型でも作って全弾撃ち尽くし外交(@鳥肌実)すればクリアできるだろう」

そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。(@バキ)

まず、やってみて感じたのが、操縦型は結構大変ということです。想像以上に敵の移動速度や弾のスピードが速いし、操作も複雑なのでやるとかなり神経を使います。逆に自律型は最初はホントにアホで弱いけど、改良するたびに確実に強くなっていくため、「今回は気を抜いてやられてしまった」ということがありません。何度もリトライするのも自律型なら気軽にできます。

また、「3分間敵を足止めしろ」といったミッションもあるのが新鮮でした。敵を倒すと新しいのが湧いてくるため、なるべく直さないように、弱体化させつつ逃げまわるような動きが求められます。(なるべく弱い武器を使ったり)

というわけで自律型オンリーで進めてきたんですが、既に全ての操縦を人間がやるような操縦型ではまず勝てないような相手ばかりになってきました。

バイクみたいに外周を凄いスピードで回りながら地雷をばら撒くヤツ。ニュータイプ並の動きで後ろに回りこんで格闘してくるホバー型のヤツ。

こんなん操作で捉えきれません。スピードが速すぎて普通に弾打ってもまず当たらない。

恐らく操縦型も基本的には自動で、「全体を見て攻撃すべきターゲットを選ぶ」とか「戦況を判断して遠距離型から近距離型に切り替える」などといったプログラムするには難しいところを補っていく形になるんだと思います。

3機中1機しか操縦出来ませんが、他の2機と通信できるので、全体に指示を出していく監督的なプログラムになっていくのだと思います。そっちはそっちでやりごたえがありそうです。

また,これはある程度予想できたことだが,やはり本作は“操縦型”に軸足を置いている印象だ。それはチュートリアルにも現れており,シナリオモードではまず“操縦型”,つまりプレイヤーがリアルタイムでOKEを操作するタイプの解説が行われる。

また,これはある程度予想できたことだが,やはり本作は“操縦型”に軸足を置いている印象だ。それはチュートリアルにも現れており,シナリオモードではまず“操縦型”,つまりプレイヤーがリアルタイムでOKEを操作するタイプの解説が行われる。

とりあえず昨日・今日と遊んだざっくりとした感想。ちなみに俺は初代とZEUSの途中までしかやってないので操作性の進化など「前作からあったよ」という点にもイチイチびっくりしたことは言っておきたい。

まず、チュートリアルが凄まじい。殆ど新しいプログラミング環境を覚えるのと同じ量の学習が必要なこのシリーズはまともにチュートリアルを作るとハンパない量になってしまう。(初代の投げっぱなし振りを見よ)

ところが、ストーリーに「家庭教師にロボットのプログラムを習う」というのが含まれてるのでストーリーを進めながら異常な程親切なチュートリアルが進む。これは見習いたい。ソーシャルアプリはかなり遊びながら覚えられるような作りになっているが、流石にここまで徹底的に超長いチュートリアルを飽きさせず作っている本作にはかなわない。

初代から裏技など、何らかの形でユーザーが直接ロボットを操作する方法が提供されていたが、今作は実にカルネージハートらしい方法でユーザー操作を取り入れている。

プログラミング的に言えば、「キーイベントが取れるようになった」と言えばわかりやすいと思う。(アナログパッドのX軸Y軸の値も取れるなどかなり本格的)

「十字キー右を押すと右に移動する」

という動作を実現するには、

  1. キー入力を受け付けるポイントを設定する。
  2. キーの状態(平たく言えばkeydown, keyup, keypressなど)によってif条件が設定できる。
  3. 上記条件を満たした場合だけ右に移動するチップを置く。

もちろん、上下左右、左右旋回、武装選択、攻撃などが予めよくあるキーに割り振られたプログラムもプリセットで存在する。しかしそれも単に自分でも作れる物の模範解答でしかなく、それを元に細かくカスタマイズをすることができる。

チュートリアルで関心したのが、まず上記のような"操縦型"のプログラミングを習い、プログラミングに慣れ、課題で敵を倒す爽快感を味合わせた上で、「じゃあ今度は今やったのを全自動で処理するロボットを作ってみましょう」という流れになるところだ。

例えば、敵と自機の間に障害物がある場合、操縦型なら単に目視して回りこめばいいだけだが、自律型の場合は"敵の追跡"と"障害物の回避"という部分を完全自動化する必要がある。

しかも面白いのが、基本的にロボットは3対3で戦うのだが、プレイヤーは一人しかいないのだからもちろん操縦型は1機しか操縦することができない。残りの2機は必ず自律型をプログラミングする必要があるというところだ。

操縦型もカルネージハートは可能な操作があまりに多いので(武装が5種類、オプションが3種類、移動方法も通常移動、旋回、緊急移動にジャンプ。更に機体ごとの特殊動作が2種類などある)人間の操作で全てをコントロールするのはウメハラじゃないと無理がある。そこで「◯ボタンを押したら、前方90度の範囲で一番近い的に武装1を4発発射する」などマクロの様に操作を補う形でプログラムすることができる。まだやったことは無いが、後ろ方向の50m以内に格闘体制に入っている敵がいたら全ての処理を中段して自動的に前にジャンプするなどといったプログラムも可能だろう。

また、初代ではやはりある程度後半で手に入る機体や武装の方が強いという感じだったのが最新作では機体だけでも37種類もあるのに、それぞれが一長一短(オールラウンダーもそれ固有の弱点がある)で、スペックだけでは分からない使い勝手などもあり、面白い。

まだプログラマーになってもいなかった初代発売時(1995年)と比べると確かに、「無制限の環境でプログラミングしたい」と思わないでもないが、制限があるからこその固有の面白さがある。

PSPがあれば簡単にダウンロード購入できるのでプログラマーの人もそうでない人も是非やってみて欲しいと思う。

Flashで動作する3Dエンジン「Papervision3D」 – GIGAZINE

Flash8とFlash9で動作可能な3Dエンジンで、Flash 8 Image APIに最適化されており、非常にスムーズかつなめらかに動作するのが特徴。Flash9から利用可能になったフルスクリーンモードにも対応しており、360度のパノラマとか、ぐりんぐりん動きまくる3D空間とか、非常に多彩な表現がActionScriptで可能になります。MITライセンスのオープンソースで提供予定となっています。

ブラウザ上で動くカルネージハートがあったら死ぬほどやりたいけど、俺には作れないなー。

便利なものよりも面白いものを作る方がムズイ。ゲーム業界の人はすげーな。

元気、OKEのオンライン公開機能を搭載した新作、PSP「カルネージハート ポータブル」

 元気株式会社は、PSP用思考設計型ロボット対戦シミュレーション「カルネージハート ポータブル (Carnage Heart Portable)」を2006年夏発売する。価格は5,040円。CEROレーティングは「A(全年齢対象)」。

 PSP用「カルネージハート ポータブル」は、’95年に株式会社アートディンクが発売した「カルネージハート」シリーズの最新作。’98年に「ゼウス – カルネージハートセカンド」が発売されて以来、7年ぶりの新作登場となる。制作はアートディンクで、「カルネージハート」のスタッフが手がける。戦闘用ロボット「OKE (Over Kill Engine)」のデザインは、今作も横山宏氏が担当している。

な、なんだってーーー!!!(こればっかり)

carnage_heart1

なんのことだかわからないペケボーイどもに説明すると、カルネージハートシリーズとは大戦略風ロボットシミュレーションと見せかけてゲーム時間の大半はロボットの動作プログラム作成に費されるというハリウッド映画のようなカタルシスとは程遠い室内系男子のマストゲームだ。

carnage_heart2

「↑」(前に進む)とか「>>」(右にジャンプ)とかが書いてある四角いチップを配置していくことでロボットの動作をプログラムしていくんだけど、すごくよくできてる。単純な動作に加えて、if(のようなもの)が使えるのと、チップを円を書くように配置してループを作ったり、数は限られるがユーザー定義関数が使えたり言語として一通りそろってる。何より、プログラムの結果がこれだけ分かり易く派手に動いてくれると楽しい。

うぉおお、ひさしぶりにやりてぇーけど、PSPねえええええええ